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上大地・青木沢北

袖中祝言

そでなかしゅうげん

碑身円形に近い自然石

高 85㎝、巾 60㎝、厚 20㎝

基壇自然石一段

高 30㎝、巾 120㎝、厚 50㎝

記年銘嘉永4年(1851年)

施主銘青木沢中

中区円輪型

衣冠束帯の男神は、なみなみと注いでもたった盃を左手にもって立ち、十二単衣の女神は右手に提子を持ち跪いている祝言像です。容貌・着付け等から見て村の長老の印象を受けます。顔には余裕のある笑みを浮かべており、二人は媒酌人でしょうか。この双神に村のまとめ役を祈願したのでしょうか。白くて薄い髪の長老の右腕は女神の左の袖の中に入れ、女神の左腕は男神の袖の中にと、お互いに奥深く差し入れて情熱的な様が面白い道祖神です。衣装は襟も袖も裾も格式ばっていますが、線がとても写実的であり繊細に美しく彫られています。

祭り例年9月26日(都合により日が前後する事もあり)に青木沢北常会で行っています。同所に祀られている三峯様と一緒に行われています。

衣冠束帯(いかんそくたい):公家の正装を混同していったもの。衣冠と束帯。

堤子(ひさげ):つるのある小鍋形の銚子。

祝言(しゅうげん):結婚式、婚礼。

三峯様(みつみねさま):埼玉県秩父市にある神社。火難・盗難除、良縁の神として信仰された。