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上大池・青木沢北
袖中祝言
そでなかしゅうげん
この道祖神は「袖中祝言」と呼ばれているよ! 「祝言」というのは、 夫婦になるための誓いのお酒を酌み交わす、 昔の結婚式のこと。 二人の神様は、今まさに、お酒を酌み交わして 結婚の儀式をしているんだ。 女の神様は、 お酒をつぐための「ひさげ」と呼ばれる入れ物を持って 男の神様の前にひざまずいているね。 道祖神は普通、 若い男女の神様であることが多いけど、 「袖中祝言」の神様は、 顔の感じや、着物の着方から見て、 村の長老夫婦ではないか?と言われている。 でも、そうだとしたら、 お二人が「結婚式」をするというのは、 ちょっとおかしいよね。 そう、これはお二人の結婚式ではなくて 別の夫婦の祝言の立会人の役目をするために 立派な着物を着て、お酒を飲んでいたんだ。 そして、男の神様は、 お酒がなみなみと入った盃(さかずき)を持ちながら もう一方の手は、女の神様の袖の中に入れていて、 女の神様も、男の神様の袖の中に手を入れている。 もしかしたらお二人は、 昔の自分たちの結婚式のことを 懐かしく思い出しているのかもしれないね。 この像のように、女の神様がお酒を持ってひざまずき、 結婚の儀式をしている様子を表した道祖神は、 山形村には、あと2つ 「酒樽」と「車屋美人」があるよ。