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上竹田・建部神社

童唄

わらべうた

碑身舟後光型

高 55㎝、巾 38㎝、厚 18㎝

基壇なし

なし

記年銘不明

施主銘なし

中区なし

素朴で仲のいい幼い子供2人が同じような綿帽子風の物をかぶり、着物を着て手をつなぎ合って道端に立っている様な情景が浮かんできます。慎ましくほのぼのとした感じの道祖神です。男神は両足をふんばって立ち、左手はお腹のあたりにあてています。陽の光が眩しいのか目をふさいでいます。女神は右手を下に垂らし掌を正面に向けています。子供を守るために造られた道祖神なのでしょうか。他の道祖神と違い、いかにも子供らしさを感じさせる、珍しく変わった道祖神です。この道祖神は、波田村の若沢寺に祀られていましたが、明治初年の廃仏毀釈により同村の盛泉寺に移され、同寺から上竹田・中耕地の山中松二(力士・岩の松)が友達と力比べで担いで、竹田の氏神様境内へ持ち込んだと言われております。因みに道祖神の重さは65kgあるそうです。

祭り道祖神としてのお祭りは特に行っていないが、建部神社例祭の時に併せてお参りしています。

綿帽子(わたぼうし):真綿をひろげて作った、女性の被り物。